サーモスⅡとサーモスXの違い
今回は、サッシの特性についてまとめてみます。
我が家のLDKの窓がサーモスXです。
窓の大きさは、図面上の記号で23822です。
幅が2380mm、高さが2200mmです。
2階の洋室の窓がサーモスⅡ-Hです。
窓の大きさは、図面上の記号で23820です。
幅が2380mm、高さが2000mmです。
ほぼ、LDKと2階の洋室の窓は同じ大きさです。
住友林業では、標準のサッシがサーモスⅡ-Hとなります。
設計さんにさんざんサーモスXにしたいと話をしていたのですが、差額が30万円だとか、
あまり使用したことが無いのか乗る気が無いというか興味が無いというか、あまりいい顔をしませんでした。
ところがある時、住友林業のパンフレットでサーモスXが載っているじゃないですか・・・
設計さんに改めて差額がいくらになるか見積もりをお願いしたら差額が3万円だとか・・・
設計さん自体にまったくサーモスXの知識が無かったんです・・・
営業さんとの話の時も、高気密や高断熱の話をすると、よそのHMと勘違いしていないですかっていうような話がありました。
でも、ちゃんと住友林業のホームページにはZEHのことがちゃんと載っています。
あ、話がだいぶそれてしまいました。
LIXILで出された資料がありました。
その資料を見ると・・・、
シャッター付引き違い窓の場合
ガラス中央部の熱貫流率 | 開口部の熱貫流率 | |
防火戸サーモスX(複層ガラス・アルゴンガス入り) | 1.1[W/m2K]以下 | 1.58[W/m2K] |
防火戸サーモスⅡ-H | 1.5[W/m2K]以下 | 2.02[W/m2K] |
参考になるのは、開口部の熱貫流率の1.58と2.02の差ですかね・・・
熱貫流率というのは、
室内側と室外側の温度差を1℃とした時(分母のK)、窓ガラス1m2あたりに対して
(分母のm2)、1時間の間にどれだけ熱が通過するかといった熱量(分子のW)のこと
をいいます。
1.58と2.02では、サーモスXの方が約28%も通過する熱量が少ないということに
なります。
この差がエアコンの消費電力にどのぐらい影響するかは、またの機会に(;^_^A